ナローポルシェ レストア バラシその3

 

インテリアの撤去とバラシとなります、ひたすら分解して行きます。

エンジンとミッションは既に下ろしてあります、空冷エンジン特別スペシャリストの所へ完全オーバーホールで依頼済みとなります。

フロアーには防音と防錆を兼ねたコールタール系の遮音シートが全面に張り込まれております、これが曲者でシートにひび割れが出来るとその隙間から錆びが発生してシート下で錆びが徐々に広がって進行して行きます、錆びが広がるとシートとフロフー鉄板が剥がれ錆びエリアが更に広がりますがシート表面上からは良く分かりませんので全て剥がす必要が有ります。

剥がすにはタール状シートをバーナーで焙りながら軟らかくしてヘラで少しづつひたすらコソギ落とす必要が有ります、時間の掛かる大変な労力仕事となります。

事次に専門職であるガラス屋さんに出張作業お願いしてフロント及びリアのウインドガラスを外して頂きます、その後に天井内張りを外す事となります。

こちらはポルシェのオルガンペダルメカニズムですアクセルペダルは撤去済みなので見えてません

中央がブレーキペダルでその先に丸い穴が見えてますがここにブレーキマスターシリンダーが取り付きます、見えているロッドでマスターインナーを直接押すために足の裏へ色々な情報がダイレクトに伝わります。

マスターバック(倍力装置)の装備有りませんが何も問題は無く必要にして十分にブレーキは利きます、そうしたダイレクト感が持ち味です、新しいポルシェでもそうしたフィーリングは十分残っております、ベンツBMWポルシェそれぞれ独特なブレーキフィールは考え方が異なる為の自己主張かと思います。

フロントダッシュはガラスを先に外さないと外れません、やっと室内がドンガラ状態になりましたドア三角ガラスはドアをボディーから外してから取り外しとなります。