ベンツW140 S320 の車検整備

こんにちは、ベンツパーツのスリーポイントです。

今回のご紹介はベンツW140 S320 の車検整備です。

総走行距離と年間走行も少ないお車ですので非常に状態も良く綺麗なお車です。今回の車検整備メニューはブレーキオイル、ATF,ATクーラーホース、シフトレバーロッドブッシュ、ワイパーブレードゴムの交換です。

最初にATFとATクーラーホースを交換していきます。

ATFとオイルパンパッキンは純正品を使用してATフィルターは優良品にて交換します。

当初はATF、ATフィルターのみの交換でしたが、点検するとATクーラーホースからATFが漏れてアンダーカバーにも染みが残っていましたのでオーナー様へご連絡して交換の運びとなりました。

ATクーラーホースは優良品にて交換しました。

続いてシフトレバーロッドブッシュを交換していきます。

オーナー様よりシフトレバーが「グラグラ動くんだよねぇ」との申し出がありましたので点検した所、AT側のシフトレバーロッドブッシュが破損をしていました。

シフトレバーロッドブッシュも優良品にて交換しました。シフトレバー側のブッシュも消耗してきていますので同時に交換していきます。

シフトレバー側のブッシュも優良品で交換しました。交換後はシフトレバーを動かすとシャルタープレートの溝の部分にしっくりと収まり「グラグラ」と動くことが無くなりました。

前回の車検整備の際に、スターターケーブルハーネスの被覆がボロボロになっていましたのでオーナー様のご依頼で今回の車検整備で交換する事になりました。部品自体も国内に無く、ドイツ本国より取り寄せをして今回の車検整備時期に届くように手配をしました。

新しいスターターケーブルハーネスです。金属のパイプの部分はATの上側を通り黒いコルゲートチューブのカバーの部分のハーネスはエンジンの下側を通りオルタネーターへと接続します。

スターターケーブルハーネスの交換完了です。

今回のスターターケーブルハーネスやエンジンケーブルハーネスの被覆の剥がれやヒビ割れ状態での使用はコントロールユニットなどの故障を誘発しますので、早めの交換をお薦めします。

コントロールユニットが壊れてしまうと余計に高額な費用が掛かりますので事前予防メンテがお薦めです。他のブレーキオイルとワイパーブレードゴムの交換を終えて車検整備の完了です。