運動性能向上メンテナンス

先日、R129/SL320のオーナー様より「ノーマルの状態より操作性の優れたハンドリング特性に変更したいと考えているので、以前から気になっていたパーツの取り付けをお願いしたい」というご依頼をいただきました。取り付けご希望のパーツをお伺いしましたところ、AMG製のフロントスタビライザーと、WIECHERS(ビヒャーズ)製フロントストラットタワーバーということで、主にフロント足廻りの強化パーツとなりますが、大変ツボをおさえた選択でオーナー様の拘りが伺えます。またフロントブレーキパッドも、オーナー様のご希望に合わせてFERODO製のパッドへ交換することになりました。
AMGスタビライザーとWIECHERSタワーバーは、弊社を含め国内に在庫がなかった為、ドイツよりお取り寄せさせていただきました。そのため、納期はご依頼時から3~4週間とややお時間をいただいてしまいましたが、ようやく作業開始となりました。
(写真、中左)フロントスタビライザーの新旧比較です。下側が今回交換するAMG製のものです。(写真、上右)AMG製スタビライザーブッシュ(HWA品番)です。(写真、中右)純正スタビライザーの外径が30mmなのに対し、(写真、中中)AMG製のスタビライザーの外径は32mmとなります。たった2mmの違いですが、コーナリング時のロール量は明らかに減少し、高速走行時の直進安定性が向上するなど、ハンドリング性能がよりシャープになりますので、スポーティな走りがお好みの方にお勧めのパーツです。
(写真、下左)WIECHERS製フロントストラットタワーバーです。(写真、下中)タワーバー装着状態になります。左右のストラットアッパー部を繋ぐことで、ボディのゆがみを抑えるボディ補強パーツです。ボディー剛性を高めることによって、特に高速走行時のハンドリングをクイックに反応させるのに効果的です。エンジンルームのファッション性も高いパーツですね。
(写真、下右)FERODO製フロントブレーキパッドです。FERODO社はレース用ブレーキパッドも製造するメーカーで、今回装着した製品の特徴としましては制動初期からガツンと効くというよりも、ブレーキ踏力に応じて徐々に制動力が立ち上がり、奥ではキッカリ効くというフィーリングです。純正パッドと比べると磨耗度合いが高く、ダストの量は多めになりますが、その分シットリとした効き味になり制動力がアップします。
今回は全体的に、車の運動性能向上を重視したメンテナンスとなりました。



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