ベンツW124 E500 AMG E60 ASR 警告灯点灯点検

こんにちは、ベンツパーツのスリーポイントです。

今回のご紹介はベンツW124 E500 AMG E60 のASR 警告灯点灯点検です。

限定50台のE500 AMG E60 稀少な1台です。今回の入庫ご依頼内容はASR 警告灯が点灯したままでエンジンもバラつき不調なので診てくださいとの事でした。

早速、エンジンを始動して見た所、確かに警告灯が点灯してエンジンの回転がバラついて止まりそうな感じでした。テスターを繋いで診断をした所、エンジンコントロールユニット、E-GASユニット(スロットルアクチュエーターユニット),ASRユニットに不具合履歴が残っていました。いろいろ点検をしていくとE-GASのコントロールユニットの不良という段階まできました。しかし、もう既に新品のコントロールユニットは生産終了で残っておらず中古のコントロールユニットで交換して無事に警告灯も点灯しなくなりエンジンの回転も以前よりは滑らかに回るようになりました。テスターを繋いで診断した時にコントロールユニットとは他に別の箇所の不具合もありましたので警告灯が消えてから再点検した所、こちらの不具合は残りますので部品を交換します。

1つ目はスターターロックアウトバックランプスイッチでアイドリングの回転時に「N」レンジの時には正常な回転で回りますが「P」レンジの時に時々、アイドリングの回転が約50rpmほど低くなるのでこのスターターロックアウトバックランプスイッチの中の接点が不具合を起こしてE-GASユニットへの信号を送り回転を下げている様です。

2つ目はエアマスセンサーです。こちらもテスターで点検をした所、エンジンに流れる空気の量を計測してると時々、異常な数値になりますので交換しました。エアマスセンサー、スターターロックアウトスイッチの交換後はテスターに不具合履歴も残らずエンジンも滑らかに回り「ブウォン」と軽い吹け上がりになりました。