SLS AMGの驚愕の内容が見えてきた!



SLRマクラーレンに続く新たなメルセデスのスーパースポーツとして、現在SLS AMGというモデルが開発中であるという話を以前の記事で取り上げましたが、その続報が入ってきたので紹介します。

まず、気になるそのスタイリングについてですが、いよいよイメージ画が発表されたことで、明確な方向性が見えてきました。ロングノーズ・ショートデッキのスタイルをベースに、メルセデスのクーペモデル伝統のエンブレム付きグリルが垂直にそそり立つ迫力のフロントマスクがまず何といっても目を引くポイントです。

フロントフェンダー後部のボディサイドに往年のレーシングカー、300SLRを彷彿とさせるエアアウトレットを備えているのは、SLRマクラーレンと同じ手法ですが、フロントエンジン車では、実際にこのアウトレットはエンジンルーム内の熱気を抜くためにも効果的な装備といえます。

リアまわりのデザインについては、SLRマクラーレンがメルセデスの市販モデルに近いイメージであったのとは対照的に、サイドのウェストラインからテールに向かってなだらかに落ち込んでゆくクラシカルなテイストを表現しています。雰囲気的には、より300SLRに近いデザインといえそうですが、よく見るとアンダー部分はディフューザー形状となるなど、現代的なエッセンスも盛り込まれているようです。

そして、インテリアについては、ほぼ市販車に近い状態の写真が発表されました。デザインスケッチではかしこに航空機のイラストが添えられていることからも明らかですが、そのデザインはメーターやエアコン用ルーバーの配置などを含め、航空機のコクピットをイメージしたものとなっているようです。

なかでも目を引くのが、運転席と助手席の間を埋めるように、幅広く据えられたセンタークラスターからコンソールへと繋がる部分の仕上げです。アルミ地のパネル上に配されたシフトレバーとスイッチ類は、まさに航空機の操縦桿と操作パネルといった趣で、従来の機能一辺倒なメルセデスのインテリアと比べると、かなりスポーティな演出にもこだわったデザインだと感じられます。

ところで、SLS AMGに関するもうひとつのトピックとして、以前に紹介したガソリンエンジン以外の新たなパワートレーンが計画されていることも発表されました。それはなんとガソリンエンジンを搭載しない完全な電気自動車バージョンだというのです。
その動力となるモーターは、前後に2つずつ計4つが備えられる4WD仕様で、前後それぞれに変速機が組み合わせられます。トータルの出力は、6.3リッターV8仕様の571psに迫る533psと880Nmという圧倒的なトルクを発揮。0-100km/h加速では、V8エンジン仕様と同じ4秒という動力性能を発揮するものと考えられています。

来るべき自動車の電動化への流れを見据えたメルセデスのさらなる一手と考えられるこの電気自動車バージョンSLS AMGは、実現されれば、自動車史に刻まれる記念碑的なモデルとなることは間違いないでしょう。だがその前に、まずは来春に予定されているベースモデルの正式なお披露目を期待したいところです。

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