M103 エンジン チューニング

ご近所の修理工場の方が部品を調達に来社されました。
当社とは長いお付き合いをさせていただいてる方で愛車で見えられました、リアーエンブレムの3.0は伊達では無くベースはW201 190E2.6ですが同じM103の3000ccに乗せ代えて有ります。
 
ベースエンジンはW126 300SE用でしたがオーバーホールついでにと、ピストン/コンロッドの重量合わせ、ヘッド面研磨により圧縮比のアップ(ハイオクで使えるぎりぎり)、それに合うようバルブタイミング変更とバルブの軽量化重量合わせ、燃焼室容量合わせ、ポート研磨、段付き修正、各部分のクリアランス調整を行いました。
 
パワーアップした分ブレーキも制動力アップにと24バルブ用の純正4ポットキャリパーに交換されております。
 
普通に搭載されている量産エンジンでもエンジンを理解されている方がバラして再組み立てをするだけでパワーとバランスがとても良くなります、それに加えて圧縮比のアップとバルタイ調整により素晴らしいエンジンフィールにななっておりました、とても当たり前の事なので言葉にするのがはばかります。
こうしたエンジンチューニングは特に高速道路においてその効果がはっきり致します最高速の伸びと120kからの加速がとても良くなります。
低速時においてはダイナミックバランスの良さから来る滑らかなとても気持ちの良い加速感を味わう事が出来ます。
 
今回のこうした一連の作業では一個としてスペシャルなチューニングパーツを使用している訳では無く全て元から付いている部品をチューニングして戻しているだけなのです、ポイントは組み立て技術とそのノウハウだけですレースの世界ではごく当たり前過ぎてチューニングとは呼びませんがそうした技術を一般車に施す事はとても贅沢な事かも知れません。
こうしたエンジンチューニングに興味の有る方は是非ともご来社の上ご相談下さい。