ベンツ 300SE スプリング交換 ショック交換

W126 300SE レベライザー無し車のスプリングとショック交換を行いました。
写真上左ですがまずはショックの下側をアームから外し次に専用工具でスプリングを外す必要が有ります、写真中ですがショックアブソーバーの上側の固定ネジを緩める為にはリアーシートを外しライニング材をめくるとアクセスホールが見えて来ますのでここからナットを外すとショックの取り外しが完了します。
写真右ですがスプリングを今回は H&R製を使用しました、長い方がフロントですが1巻半位短くなってます、全長の短い方がリアーで1巻位でしようか、メルセデス用として色々なメーカーから商品として販売されておりますが価格的にはかなりの差が有ります、その理由としては製造方法の違いから来るもで具体的には冷間巻きと温間巻きとに区別されます、冷間巻きはスプリング鋼材として完成されている材料を機械によりスプリング状に巻いて製造致しますので製造設備に大きな費用が掛かります、他方の温間巻きは材料に熱を加えて軟らかくなった所で巻いて行き最終工程で焼き入れを行うので製造がとても楽になります。
この製造方法の違いは値段と耐久性に違いをもたらし具体的な現象としては時間と共にじわじわと車高が下がりつづけますもちろん純正のスプリングでもそうした事は起こりますが状況が全く異なります。
写真下左ですがこちらがスプリングコンプレッサーと呼ばれるベンツ専用工具でフロントスプリングを縮めた状態です、ベンツのスプリングは他車種と比べ全長が長い為にこうした専用工具が必要となります。
写真中はその縮めたスプリングを車にセットして元の状態に緩めている作業中です写真右はスプリングが伸びきり所定の場所に収まった状態です、今回の車高ダウンですがフロントで約4cmリアーで3cm少々車高が下がりました。