社有車R129 SL320 のフロントショック交換をしました。
この車は現在45,000km程走っております。
走行中にどうもハンドルに穏やかさが無く気が着くとハンドルを握りしめてしまいます。
ハンドルに手を添えるだけでは足りない感じで、
さらに突き上げ感とかキックバックとかも多く舵角が大きくなるとさらにスムーズさが無くなる為に、
フルロック近くの小回りする時は滑らかさが無くイヤな感じがハンドルに伝わってきておりますので、まずはショック交換をしてみました。
写真左はショックを外す準備でスプリングを縮めた所で
写真中はフェンダーの中側でショックの付け根になります。
円筒型に見える物がショックブーツで泥や水跳ねからショックを保護しております。
そのブーツのさらに上側に見える円板状の物が、
ショックのアッパーマウントブッシュになります。
写真右がそのアッパーマントブッシュとその左側が取り付いてる状態です。
取り付けはボディーに大きな丸穴が有りフェンダー側から入れて3ヶ所のネジで
ボディーに固定します。
ショックの上側はこのアッパーマウントブッシュに固定されるので、
ショックの上側はこのゴムブッシュを介して間接的にボディーと繋がる事になります。
写真下左は重なりの構造を示してみました。
中央に黄色く見える物はラバーバッファで、ショックアブソーバーの底突きを防止してます。
ショックが完全に抜けて、さらに走行した車はこのバッファが
ショックの代わりになりボロボロ状態になるので、見れば直ぐ分かります。
その右下部分の黒い棒状の物がショックアブソーバーです。
左上の蛇腹状の部品がブーツとアッパーマウントです。
当社ではその構造的な部分からショックとアッパーマウントは同時交換をお勧めしております。
写真下中はショックとアッパーマウントを固定する作業中でこうした特殊な工具が必要となります、写真下右は作業が終了した状態です。
そしてその効果ですが、まず印象的なのがハンドルの取り回しが軽くなりましたそしてキックバックや突き上げが感じられなくなり実にスムーズなハンドル感覚になりましたこれは気持ちの良い大変化でした。