2006年度上半期の日本国内でのメルセデスベンツ販売台数は2万6362台と好調な売れ行きを見せています。前年比も13.6%とフルラインアップ輸入乗用車ブランドとしては過去最高の伸び率を記録しました。この快進撃の要因は、昨年からの新型モデル導入ラッシュの効果が大きいのではないでしょうか。
ここ一年ほどで導入された新型モデルをざっと挙げてみると、昨年2月のCLSクラスの新規導入に始まって、同じく2月末にはAクラスがフルモデルチェンジ、10月にはSクラスとMクラスのフルモデルチェンジと昨年だけでも4車種の新型モデルが導入されています。その勢いは今年に入っても衰えません。まず1月にはBクラス、3月にはRクラスとこれまでにメルセデスのラインナップにはなかった新しいジャンルのモデルを新たに導入しました。さらに、その間にも従来からの主力車種であるCクラス、Eクラスにも続々と追加モデルや特別装備を備えた限定車などが設定され、全く隙のない販売戦略を展開していると言っていいでしょう。
この結果、昨年一年間の販売台数は4万5852台と一昨年の4万3743台に対して、4.8%の伸び率を実現しています。この数字はフォルクスワーゲンに次いで、日本国内での輸入車販売台数で第二位のシェアを占めるものです。そして今年は前述のように、すでに上半期だけでも昨年の57%以上の台数を販売しているのですから、トータルでもさらに販売台数を伸ばしてゆくことは間違いありません。
さて今後の展開としては、主力車種Cクラスのフルモデルチェンジが間もないと噂されています。すでに一部のメディアでは予想写真なども掲載されていますから、ご覧になった方もおられるのではないでしょうか? (予想写真によれば)これまでの例に漏れず、Sクラスをそのまま縮小したかのような新型Cクラスのデザインは、現行のW203型よりもさらに堂々としたスタイリングで、きっと市場でも受け入れられるはずです。
ところでSクラスといえば、その2ドアクーペ版CLクラスのフルモデルチェンジが6月末に本国で発表されました。先代同様、その流麗なスタイリングはまさに“最高のラグジュアリークーペ”の名にふさわしいものです。日本への導入時期について正式なアナウンスはまだありませんが、メルセデス伝統の2ドアクーペもまた富裕層の購買意欲に訴える一台となることでしょう。
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