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ベンツの為のエンジンオイル交換

地球環境問題がクローズアップされている今、交換サイクルを長くすることで廃油の量を少なくすることが求められています。これを受けて、技術的な進歩によってエンジンオイル自体の劣化を抑えることはもちろん、エンジン本体も低公害、低燃費、高効率を目指して開発されるようになりました。

エンジンオイルの交換の目安は?

ベンツのためのエンジンオイル交換弊社ガレージでおすすめしているエンジンオイル交換の目安は、年1万キロペースの走行で約半年に1度です(ただし、街乗りが多い・高速走行が多い等、お車の使用状況によって変わってきます)。

弊社ガレージページにメンテナンスの目安を掲載しておりますので、ご参照ください。(新しいタブ又はウィンドウで開きます)

メンテナンスの目安 スリーポイントガレージ

エンジンにピッタリなエンジンオイルを選ぶ

現在生産されているものは低クリアランスエンジンが主流になっています。これらのエンジンは、内部パーツそれぞれの隙間がとても狭く、精密に作られていますので、使われるオイルも5W-30などのサラサラとしたオイルが指定されています。

最新の低クリアランスエンジンに今までの様な粘度の高いオイルを使用した場合、狭い隙間に対しての浸透性が悪いため油膜切れを起こしてしまう可能性があります。さらに、高すぎる粘度のためにオイル自体が余計なフリクションの原因となり、本来の性能を発揮出来なくなることも考えられます。

旧車に最新のエンジンオイルは厳禁?!

ベンツにおすすめのフックスオイル一方、旧車にみられる以前の設計のエンジンでは、10W-40・15W-50といった高い粘度のオイルが指定されています。これらクリアランスの大きいエンジンに対して5W-30、5W-40などのサラサラオイルを使用すると、その浸透性の良さからオイルのにじみや漏れが頻繁に起こります。実際にスリーポイントでサラサラオイルを入れて実験してみたところ、メンテナンスの悪いエンジンほどオイル漏れが多く発生しました。
こうして一度漏れ出してしまうと、オイルを粘度の高いタイプに戻してもオイル漏れは止まらなくなる…という結果も出ました。

設計年代の古いエンジンでは設計時に低粘度オイルを使用する前提が無かったのでやむをえないのですが、「なんだか性能が良さそう…」と相性のよろしくないオイルを気軽に試してしまうと余計なトラブルを招いてしまいます。

■ 実際に試してみた!

サラサラエンジンオイルを旧型のエンジンに使用した場合のレポートをもう少し詳しくしますと、エンジンフィールはサラサラ低フリクションのために吹き上がりはとても軽く気持ち良く回転しますし、アクセルに対しての反応が早く感じられます。ところが、トルク感と回転の滑らかさにおいては、あまり良いとは感じられませんでした。
この様な傾向のサラサラオイルはロングライフ化にも対応しているそうですが、エンジンに対してのダメージなどはどうなのでしょうか?残念ながらメーカー指定の交換サイクルで10万キロを超えて走ったクルマを拝見したことがないので、本当のところは判りません。それでもエンジンオイルの品質と管理が大切なことは間違いありません。優秀なメカニックは、オイル注入口からカムシャフトを覗いただけでそのクルマのオイル管理具合を見抜きます。

ディーゼルエンジン車の場合

最近の環境配慮型低公害ディーゼルエンジン車にはDPF(粒子状物質除去フィルター)が装備されています。従来オイルをこうした車両に使用すると金属の灰分が粒子状物質除去フィルターをすぐに詰まらせてしまいます。

DPF付ディーゼルに対応した規格で低硫黄・低灰・低リン仕様のオイルとしては、ベンツ社オイル認証シートナンバーMB229.31/229.51があります。
(VWやBMWではガソリンエンジンにも使用可らしいのですが、ガソリン車には従来オイルMB229.1/229.3等の使用がとりあえず無難です。)

■ ATミッションオイルにも相性がある

話は少々逸れますが、オートマチック車のATミッションオイルにも相性があります。最新のものにはデキシロン3、ちょっと旧型にはデキシロン2という規格がマッチします。しかしながら、ベンツ車へは純正ATFオイルの使用を強くお勧めいたします。

スリーポイントが考える、メルセデス・ベンツのオイル交換!

ということで、我々スリーポイントが考えるメルセデスベンツのオイル交換は下記の通りです(寒冷地は除く)。
寒冷地にお住まいの場合は条件が異なりますので、オイルの選択にお悩みのときは
スリーポイントお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください!

スリーポイントが考えるメルセデスベンツのオイル交換!

90年式以前のSOHC系エンジン
真冬以外は15W-50あたりの、少々硬めのオイルがおすすめです。
たとえ少し使い込んだエンジンでも、マッタリ感とトルク感そしてメカニカルノイズの低減に効果的です。
もちろん、オイル漏れのリスクも低く、エンジンの保護という観点からのチョイスです。
89-90年以降からのツインカム系エンジン
基本的に10W-40、10W-50のオイルをおすすめします。
このジャンルのオイルは各社から様々な特徴のものが発売されていますのでチョイスの幅がとても広く、たとえば同じ10W-40でもメーカーにより大きな使用感の違いが楽しめます。
98年以降の3バルブ系エンジン
5W-30、5W-40等のサラサラ系オイルの使用がメーカーより指定されています。
交換時期の設定の関係で長期間使用されるため、とくにオイルの質に十分な注意が必要です。
低公害 ディーゼル、ターボディーゼルエンジン車
DPF装備車にはMB229.31/MB229.51規格オイル使用の厳守が必要です。
走行距離1万km毎の交換がメーカーの推奨ですが、先々も調子良く維持する為には早めの交換を心がけることと、オイルフィルターの同時交換をおすすめします。


↑弊社ガレージでもオイル交換を承っております!↑

オイル交換Q&A

Q:メルセデスベンツを、より快適に長い期間味わうためのオイル銘柄を選ぶ最重要ポイントは?
A:とにもかくにも「熱ダレ(※1)が少ないこと…」これに尽きると思います。
また、マルチグレードの幅ですが添加物のミックスでどの様にでも変化させられる部分ですので、あまりこだわる必要はありません。
ベースオイルの質にこだわることの方が重要だと感じています。
とあるオイルメーカーのキャッチコピーに「ヨーロッパ車にはヨーロッパ車専用オイルを…」とありますが、とても的を射た表現だなと感じます。とくに少し前のベンツエンジンと今の日本車エンジンでは設計思想が大きく異なりますので、メルセデスベンツに日本車用オイルは不向きだと感じます。これは実際にお試しいただけば、すぐにご理解いただけると思います。
現在、スリーポイントではサラサラ系オイルとして、とくに独FUCHS(フックス)社製の0W-20に注目しています、このオイルには一切の添加物が配合されることがなく「エステル(※2)100%オイル」で、いわば”素肌美人”というところでしょうか。

※1  熱ダレ
オイルが高温状態で使用された時に、本来の性能が大きく落ちてしまう状態。同時にエンジン内部の損傷具合も高くなる。

※2  エステル
ジェットエンジンに使用さている高耐熱性潤滑オイル。

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