ベンツW124 E500エンジン不調メンテナンス その1

先日、W124/E500のオーナー様より「高速道路を走行中、突然エンジンの調子が悪くなったので診てほしい」とのご依頼をいただきました。
さっそく入庫していただき、点検を行います。
W124の場合、ダイアグノーシステスターでの診断がまだ細かく診れない年式のため、アナログ的なトラブルシューティングで診断していきます。
全部の気筒に、適切な数値の「燃料、火、空気」がいっているか、燃焼室のコンプレッション数値や、ハーネスのリーク、センサー類の点検など、今まで培ったノウハウを駆使して時間をかけて細かく点検させていただきました。

点検の結果、M119/V8エンジンの右バンク全てのコンプレッション数値が極端に低い状態で、全部の気筒に問題なく混合気や火花がいっているにもかかわらず「左バンクの4気筒のみでかろうじてエンジンがかかっていた」ということになります。

原因を追究するためヘッドカバーを外すと、タイミングチェーンのガイド(プラスチック製)が割れて、あるべき場所から無くなっています。
更に調べていくと、右バンクのバルブタイミングが完全にずれていることがわかりました。

「その2」へつづく

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