ベンツW124 リフレッシュ計画(その1)

W124/300CE-24Vのオーナー様より「普段あまり乗らないのですが、年数が経つにつれ購入当初の乗り味からだいぶ遠ざかってしまったので、今回大々的にメンテナンスをして、できる限り新車の状態に近づけたいのですが」というご相談をいただきました。
早速、お車をお預かりして点検させて頂きました。走行距離は5万6千キロ、屋内保管で内外装共にとても綺麗なコンディションを保っている貴重な300CE-24Vですが、特に消耗パーツの交換メンテナンスがされておらず、試運転させて頂くとオーナー様の仰るとおりW124本来のシャキッとした乗り味では無くなっています。
ご要望いただきました大々的なメンテナンスプランをご案内の上ご相談の結果、リアのサブフレームブッシュ以外の足廻り総リフレッシュと、エンジンやミッション、パワステなどのオイル漏れメンテナンス、燃料系、点火系、エンジンVベルト+各プーリー、マウント類、ステアリングリンケージ、細かなところでヒューズ全交換など、その他を含め百数十項目の作業を行う運びとなりました。

まず、プロペラシャフトのセンターベアリングと、ジョイントディスクの交換です。
センターベアリングを交換するにはプロペラシャフトを外すことになりますので、マフラーを下側へずらして固定した状態で作業を行います。
(写真、上右)プロペラシャフトを車体から取り外し、センターベアリングを交換している最中です。
(写真、下左)新しいセンターベアリングとブーツに交換後。
(写真、下中)取り外したベアリングとブーツです。見た目では解りませんが、手でベアリングを回すとガラガラいっている状態でした。

(写真、下右)プロペラシャフトの前後に装着されているジョイントディスク、写真は取り外した物です。特に大きな亀裂は入っていませんでしたが、消耗パーツですので同時交換を行いました。

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