エアマスセンサー

今回は、ここのところトラブルが増えてきているエアマスセンサーについて、簡単なレポートをしたいと思います。
このエアマスセンサーは、94年式以降のインジェクションシステムがLHジェトロニック(電気制御システム)になってからの車両に装備されていて、空気の吸入量を測ってコンピューターに信号を送っているパーツです。不良になってしまうと、アクセルを勢い良く踏んだ時に息継ぎを起こすといった症状が、最初のうちは何回かに一回、更に悪化すると毎回出るようになるといった例が、多く出ています。

そこで、以前不良になって交換したエアマスセンサーを分解してみました。
(写真、上)R129/SL320のエンジンルームです。エアクリーナーボックスの左側、コネクターを介して配線が繋がっている部分がエアマスセンサーです。
(写真、2段目左)エアマスセンサーを車輌から取り外した状態です。
(写真、2段目中)エアマスセンサーダクトの吸入側です、メッシュ状になっています。(写真、2段目右)排出側です。
(写真、3段目左)ダクトからセンサーを取り外します。(写真、3段目中)取り外したセンサーです、右側がエアクリーナー側となります。(写真、3段目右)ペンの指している部分からセンサー内に吸入され、(写真、4段目左)下側から排出されます。
(写真、4段目中)センサー本体のシーリングされている部分を取り外し、中の構造を見えやすい状態にしてみました。(写真、4段目右)ペンの指している部分が吸入空気を感知するセンサーになっていて、この部分が汚れてしまうことが不良の原因と言われています。
エアマスセンサーの不良を裂けるためには、エアクリーナーエレメントを定期的に交換するということが大前提となります。とても基本的な消耗品メンテナンスなのですが、今のところ、この方法しか予防策がなさそうです。
エアマスセンサーを壊さないためにも、今一度お車のエアクリーナーエレメントの点検をお勧めいたします。




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