W202エンジンルームからの異音

W202/C230のオーナー様より「エンジンを始動して温まるまでしばらくの間、エンジンルームから異音がするので診てほしい」というご依頼をいただきました。
点検させていただいたところ、ベルトテンショナーダンパーの劣化による異音ということが判明しました。
(写真、上中)新品部品、(写真、上右)取り外しましたベルトテンショナーダンパーです。文字どおりベルトを張っているテンショナーへの振動を和らげるパーツなのですが、まさに今回のオーナー様よりご依頼いただいた症状の際、劣化を疑うべきパーツのひとつです。
この部品が劣化しますとダンパーの機能は勿論なのですが、テンショナーとエンジンに固定される穴の部分(写真、下左、下中)のゴムが熱によってカチカチになり、ダンパーで振動を吸収する手前の段階でガタが出てしまうケースが多く見られます。今回取り外しましたダンパーのテンショナー側(写真、下中)ですが、内側にあるはずの金属部分が取り外しの際に脱落してしまい、ゴム部分もプラスチックのように硬くなりヒビが入っている状態でした。
交換後、異音は治まり症状を改善することができました。

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