写真上段左はカーボン駆除等の清掃も終わりいよいよヘッドガスケットを乗せてヘッドを組み戻す直前になります、中央はヘッドを乗せてヘッドボルトを仮締めした状態でこれから90度の角度締めを行い規定トルクとなるようにします、右側は更にカムシャフトにスプロケットを取り付けてタイミングチェーンを組み戻した状態ですチェーンに付いている白ぽいマークはバルブの作動タイミングを正確に戻す為にスプロケット側とカムチェーンの両方え分解時に付けたマーキングとなります、このバルブタイミングがチェーンの一齣でもずれてしまうとバルブ開閉タイミングとピストン上下運動のタイミングが合わず双方が激しく当たる事になりその場合はエンジンへ強烈なダメージを与える事となります。
最近の他メーカー製エンジンではベンツの様なチェーンでは無くコッグドベルトを使用してる場合を数多く見受けられます、これは10万キロでの絶対交換が指定されており多くの場合はダメージを恐れて8万キロ程度で交換してる場合が多いようです、しかしベンツのエンジンはその流行のベルトは最新エンジンにも頑なに使用する事を拒否しておりBENZプライドの一つと言えると思います、そうゆう訳でベンツにはタイミングベルトは使用されておりません昔からのチェーン駆動となります。
写真下段左ですがフロントカバーも取り付きウォーターポンプが組み戻されました、中央ですが更にタペットカバーも戻されてこれからインテークマニホールドを取り付けます、写真右ですがそのインテークマニホールドにさらにKEジェトロと呼ばれるインジェクションシステムを組み戻し終わった所となります、これでエンジン回りは80%がたの終了度となります。