「その3」の続きになります。
そんな経緯で組み戻されたサブフレームに次は足回りパーツを組み付けて行きます。
写真左ですが今回はマルチリンクと呼ばれているスラストアーム/キャンバーアーム/ストラットアーム/タイロットアーム全て交換です。
組み付ける時はこのようにストレスを加えておくのがセオリーです。
これは車体が地上で自立した時に各ブッシュにストレスが加わらない様にする為なのです。
写真中はさらに今回はロアーアームとショックアブソーバーも新品交換されました。
写真には有りませんがリアーショック上側の取り付けブッシュ及びリアーハブとロアーアームの接続部分のブッシュも新品交換されております。
さらにスプリングとドライブシャフトが組み戻された状態です。写真右はマフラーも戻され一通りの作業が終了した状態を撮影しました。
PS : このマルチリンクサスペンションとTEワゴンなどに使用されている油圧レベリングサスペンションの開発はSACHS社が行いました、古くは1937年のシルバーアローにもSACHS製ショックとクラッチが使用されております。
日本ではBILSTEINが古くから有名ですが規模としてはMICHELINとPIRRLIの関係に似ているようです。