（写真、上）図面「８０」がタイミングチェーン、「１２２」「１２５」が右バンク上側のチェーンガイドとなります。
（写真、中）右バンクのヘッドカバーを外し、図面でいう「１２２」チェーンガイドも取り外した状態です。
（写真、下左）右側が取り外された「１２２」チェーンガイドです。左側が新品パーツとなります。
図面「１２５」の付属パーツは、跡形もなく無くなっていました。
取り外された「１２２」チェーンガイドと新品パーツを見比べますと、右側のボルトを通す穴の下部が１センチほど欠けているのがわかります。
あるべき場所から無くなって（外れて）しまって、この段階では見あたりませんが、エンジン内部のどこかに何らかの形で存在するのは確かです。
（写真、下中、下右）本来は２つのパーツがチェーンを挟み込む形で組み合わされ、固定されています。
さて、この段階で解明されている右バンク バルブタイミングのズレの原因は、この外れたガイドがタイミングチェーンとスプロケットの間に挟まり、チェーンの駒がズレたということが考えられます。
更に、バルブタイミングがズレているということは、バルブとピストンがヒットしている可能性があるためヘッドを外して確認していきます。
「その３」へつづく
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