F1マシンがニュルブルクリンク北コースを激走!!


このコラムの趣旨とは少し外れてしまいますが、ちょっと面白いニュースが入ってきましたので、お伝えします。その内容とは、なんと現代のF1マシンがあのニュルブルクリンク北コースをアタックしたというものです。

ご存知の方も多いかと思いますが、ニュルブルクリンクとはドイツの北西部にあるサーキットで、1周約20.8kmの北コースと5.1kmの南コースからなります。北コースでは1976年に大きな事故が起きるまでF1グランプリが開催されており、その後は1995年から南コースにおいて、F1ヨーロッパグランプリが行われています。さて、この北コースというのは、全長20km以上という驚くべき長さに加えて、コース幅が狭く、路面が荒れていて、ほとんどのコーナーがブラインドコーナーであるばかりか、エスケープゾーンもほとんどない、という過酷極まりないコースとして知られています。そのハードさゆえ、世界中の自動車メーカーが開発時のテストをこのサーキットで行っていることでも有名で、日本車でもNSXタイプR をはじめとしてスカイラインGT-Rやインプレッサ、ランエボなどの名うてのスポーツモデルがこの地でテストを行っています。

今回このコースでF1を走らせたのはBMWザウバーで、4月末に行われたBMWのモータースポーツイベントの一環として、BMWザウバーのドライバー、ニック・ハイドフェルドが自らステアリングを握りました。マシンは2006年モデルのF1.06で、ニュルブルクリンクのバンピーな路面に対応するため、フロント4cm、リア8cmものロードクリアランスを確保するよう車高を高めた上に、パンク対策などのため、ハードなデモ用のタイヤを装着した状態での走行となりました。

3周の走行を行い、BMW F1のベストラップは2周目に記録した8分34秒で、トップスピードは275km/hにとどまりました。これはもちろん、本気のアタックというわけではありませんし、275km/hという最高速からもギア比が全くコースに合っていないことが分かります。それゆえ、タイムうんぬんを語ることはあまり意味はないでしょう。それよりも、31年ぶりにF1マシンがこのコースを走行したということ自体が、とても歴史的な意義のあることとして称えられることではないでしょうか。

今回このコースでF1を走らせたのはBMWザウバーで、4月末に行われたBMWのモータースポーツイベントの一環として、BMWザウバーのドライバー、ニック・ハイドフェルドが自らステアリングを握りました。マシンは2006年モデルのF1.06で、ニュルブルクリンクのバンピーな路面に対応するため、フロント4cm、リア8cmものロードクリアランスを確保するよう車高を高めた上に、パンク対策などのため、ハードなデモ用のタイヤを装着した状態での走行となりました。

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