スリーポイントはメルセデス・ベンツ純正部品取り扱いに関し、メルセデス・ベンツ日本(株)の認定を受けた正規販売店です。

この度2024年04月01日よりオンラインショップをリニューアルオープンいたしました。
引き続きスリーポイントをご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
商品の検索方法などについてはこちらを参照お願いいたします。

ベンツのためのエンジンオイル交換2

エンジンオイルは昔から各メーカー色々な種類のオイルが販売されており、何がいいのか選択に迷ってしまいます。
ある程度の走行距離であれば、エンジンに適合した一定以上の品質オイルを使用すればエンジンが壊れる事はございません。

承認オイルをお使いください!

ベンツの場合、「MB229.3」等、承認の記載があるオイルであれば、メーカーを問わず安心してお使いいただけます。
(量販店にある再生油ベースのオイルは避けてください。)

走行距離について

月間3000Km近く走行される方はオイル交換がとても重要です。
ベンツ指定のロングライフオイル使用でも、3.5万Km走行(約1年/エンジンオイル無交換)後にエンジンから異音が発生して高額修理となってしまったケースがありました。
経験上、ベンツに限らずヨーロッパ車はオイルメンテナンスの良し悪しがお車のコンディションや寿命を左右するといって過言ではありません。
オイルメンテナンスに無頓着でいると、お車にダメージが蓄積していきます。

標準の交換サイクルは?

日本の自家用車の平均的な年間走行距離は約1万Kmと言われていますが、オイルの標準交換サイクルはどれくらいでしょうか。

オイルの劣化には、走行距離はもちろんのこと、エンジンの始動回数、つまりオイルが温まり停止して冷えるサイクル回数も大きな影響を及ぼします。
月間走行の少ないお車でも、スペシャルなプレミアムオイルを長く使うよりは標準オイルを半年に一回ほどのサイクルで交換していただくことをおすすめします。
毎日車を使用される方は、プレミアムオイルがおすすめです。

過走行の場合を除き、適正なサイクルでオイル交換を行わなくてもエンジンが壊れる事はございませんが、ダメージの蓄積により走行距離が5万Kmを過ぎたあたりから徐々に影響を感じることになるでしょう。
オイルメンテアンスを行う事により、エンジンへのダメージを最小限に抑えてスムースな吹け上がりと軽快なエンジン音と共に気持良いドライブを末長く楽しむ事が可能です。

オイル豆知識:SAE規格はこう読む!

オイル性質を表す数値としてSEA規格がございます。
例として「SAE 5W-30」を解読していきましょう。

「5W」はエンジン始動時の対応外気温をあらわします。
0Wで-35°、5Wで-30°、10Wで-25°まで対応です。
「30」の部分はエンジン温間時(100℃)の時のオイルの粘度(固さ)をあらわします。

例えば「0W-20」は水の様にシャバシャバな粘度の低いオイルとなります。
それに対して「5W-40」はドロッとした粘度の高いオイルとなり、数字が増えるに従い高温下でも粘度を維持する固いオイルとなります。
オイル粘度の選択は、新車時の指定オイルを基準として考慮します。

AMG用ハイパフォーマンス車用オイル

AMG車両は工場出荷状態で「モービル10W-40 MB229.31 規格」が充填されているようです。
オイル選択のポイントはMB229.31のベンツ承認番号です。この承認番号があればモービル1で無くても安心して使用していただけます。
「SAE 5W-40」「 SAE 0W-40」が適合のグレードです。

モービル1は現在量販店やガソリンスタンドでも購入可能ですが、国内ブレンドのようです。
国内流通品の純正オイルのモービル1を取り寄せてもベンツ純正等の表記がなく、パッケージでは一般流通品との差異は不明でした。
AMGが使用する新車充填時のヨーロッパ製造モービル1オイルと現在国内流通しているモービル1は処方が異なるようですが、ベンツ社が承認しているので使用に問題はないと考えられます。(詳しくはWikipedia等でご参照いただけます。)

ディーゼル車用オイル

現代のコモンレール方式クリーンディーゼル車は、専用設定オイルの使用が前提となります。
軽油に含まれる硫黄分が燃焼時に硫黄酸化物を生成し水分と反応することで「硫酸」へと変化し、エンジン内部の腐食やDPF触媒へのダメージの要因になります。
その対応策としてアルカリ成分を多めに添加する事により、オイルに中和無害化させる効果を持たせております。
「SAE 5W-30」が適合グレードです。
メルセデス承認番号MB299.51/52、BMWはロングライフ-04、こちらの規格掲載のあるオイルであれば、DPF対応品ですので安心してお使いいただけます。

ガソリン車用オイル

ガソリンエンジンの進歩も近年著しく、特に地球環境に深刻な影響を及ぼす熱効率や排出ガス清浄化対策における技術向上のスピードには驚くばかりです。
現在のエンジンオイルに求められることは浸透性の高さです。
現在のエンジンは、細部の隅々までオイルが行き渡る事により成り立っています。高性能エンジンの一部には固いオイルを使用すると故障する旨の注意書きがあるほどです。
しかし、現在の車にはメリットの大きいその浸透性の高さは、旧車においてはオイル滲みや漏れの原因となる事があるので注意が必要です。

ガソリン車には「SAE 5W-30」または「5W-40」が適合します。
メルセデス承認番号MB229.3/31の規格掲載があれば安心してお使いいただけます。
ダウンサイジングターボ車やハイブリッド車では「0W-20」が必要な車種もございますのでご注意ください。

旧車用オイル

セミクラシック車であるW201、W124、W126、R107、W140及びそれ以前の車両へは、現在のオイルは少し不向きとなりますが、残念ながら旧車用のベンツ純正オイルは既に販売停止となっております。

当時のエンジン設計は鉱物系及び部分合成オイルの使用が前提だったため、現在のオイルでは馴染まない部分がございます。
現在、ベンツ純正では「5W-40 MB229.3」をお使いいただくほかに選択肢がありません。
このオイルを使うことでエンジンの故障や壊れる事はもちろんありませんが、弊害の有無は不明です。

当時のベンツ承認規格は「MB229.1」、標準粘度は「SAE 10W-40」です。
FUCHS製「TITAN SYN MC SAE 10W-40 」ですと、ベンツMB229.1承認オイルですので、お車に合ったオイルをお使いいただけます。

オイルは何がいいですか?

当店ではドイツ車のオイルはFUCHS製をおすすめしております。
特にベンツにおいては新車時充填オイルであり、ベンツ社が下した総合評価を尊重してのおすすめです。

FUCHS製オイルは完成品輸入であり、この点も評価の高い理由です。

他メーカーのオイルが決してベンツ車へ向かない訳ではございません。ベンツ承認番号付与がなくとも高性能な良いオイルは実際にたくさんございます。
オイルは定期交換する必要があるので色々なメーカーや種類のオイルを試すことができるのお車ライフの楽しみ方のひとつです。
オイルが持つ車への影響力の大きさに、きっと驚かれることでしょう。

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